町田市、相模原市で、外壁塗装・屋根塗装・内装塗装・その他塗り替え工事をしている大門塗装店です。
木造戸建ての多くのバルコニーの床にはFRP防水というものが施工されています。
FRPとは繊維強化プラスチックの事です。
このFRPという素材を紫外線から守る為に、表面にはグレー色の保護塗料が塗ってある事が多いです。
築年数が経って来ると、紫外線や雨降り後の水分での加水分解など、FRPを守ってくれている保護塗料がだんだん傷んで来ます。
表面の保護塗料が剥がれたりした位では雨漏りに繋がる可能性は低いですが、FRPが傷む前に保護塗料の再塗装をしてあげるのがいいと思います。
↑施工前です。
↑平場を機械研磨後に、サッシの下など機械が入らない箇所は念入りに研磨していきます。
↑研磨後は、アセトンという液体で防水面を拭いてパラフィンという成分を拭き取っていきます。
FRPは空気に触れていると固まりづらいので、パラフィンという部質が空気を遮断して硬化を促進させてくれます。
しかしこのパラフィンという部質を、アセトンで拭き取らないと剥がれの原因になってしまいます。
↑アセトンが完全に乾いたら、トップコートを塗っていきます。
↑この時期はお昼頃までには、トップコートの施工を必ず終えるようにして乾燥させていきます。
そして16時以降からは、横樋から足場にビニール養生をして夜露の結露対策をして、完全に乾かします。
↑施工後です。
最近は耐久性に優れたポリエステル系のとても硬いトップコートが塗られていますが、硬いがゆえに下地の動きや変化、経年劣化などで傷んで来るので、10年に1度は外壁や屋根と共に塗り替えて、守ってあげると家全体が長持ちすると思います。
最近ではFRP防水の上に、ウレタン防水用のトップコートを塗ってしまう業者さんも居るみたいなので要注意です。
大門塗装店は、国土交通大臣登録団体『一般社団法人 リフォームパートナー協議会』における、町田市内の塗装業の登録第1号店です。